SEM(状態遷移表)について
SEMとは、ステータス・イベント・マトリクス(Status Event Matrix)の省略形です。
日本語では「状態遷移表」と呼ばれます。
通信ソフトウェアや、イベント駆動型ソフトウェアの仕様を定義するために利用すると有効で、イベントに対するアクション(処理)の漏れが発生するのを防げるといった利点があります。
SEMの見方
|
前提として、SEMで仕様書を記載する場合は「状態モデル」となっている必要があります。状態モデルということは、ソフトウェアの動きが常に「状態」で管理されており、いくつかのイベントが発生する(受け付けることが出来る)状態にあるといえます。
またこれによりどのイベントが発生しても振る舞い(処理)が漏れなく定義されていなければなりません。このような場合にSEMという技法は効果を発揮します。
|
|
ソフトウェア構造そのものが、SEMと対応するため同じBOX処理であれば同じ処理を呼び出すだけとなります。これによりテストの効率化・ソフトウェアのコンパクト化も可能となります。
|
注意事項:
技術情報ページに記載している内容は、フェローシップ代表者がいろいろなメディアや誌面などから収集した情報を自分なりの解釈で整理したものとなっています。内容に誤りがないとも言えませんので、参考にされる方は自己責任でお願いします。
|