ソフトウェア開発に関わるシステムエンジニア(SE)やプログラマーはもちろんのこと。
Web制作に関わるデザイナーやクリエイター、ディレクターという立場の方にも知って欲しい情報をご紹介しています。
またソフトウェア開発やホームページ制作を外注しようとお考えの方にも知っているだけで得する情報まで提供しています。
内容は「Webサイトの構築(ホームページ作成を含む)」というWebシステムに関する視点,
もう一つは「Windowsアプリケーション開発」という2つの視点で記述をしております。
またIT技術に関する範囲に限定せず、ビジネスとしての考え方・プロジェクト(業務)の進め方・法律的なおさえておくべき事柄などにもふれています。
少しでも本サイトへお越しいただいた皆さまに役立てればと思います。
開発方式の種類(Web系・Windows系アプリケーションの違い)
ソフトウェアの分類といってもいろいろな分け方があります。
顧客管理、在庫管理などのような「業務系」と通信制御などのような「制御系」という分け方もその一つですが、
ソフトウェア開発を受ける側としてまず気になるのは開発方式です。方式が決まることで開発に利用する環境やツールなどがある程度決まります。
インターネットの仕組みを利用する方式なのか?それともWinodwsで単独でも動作する方式なのかが最初の分類となります。
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インターネットの技術を利用したシステム構成。
ユーザが利用するPCではブラウザを起動して、ホームページを閲覧するような流れとなります。
アプリケーションはサーバ側で動作して画面をブラウザで見ているようなシステム形態です。
メリットとしては、サーバ側のアプリケーションを入れ替えるだけでバージョンアップなどが行えることです。
大規模な会社などで多くのPCを利用して扱うソフトウェアの場合はこちらの方式が望ましいと言えます。
逆にセキュリティー面では問題があるので、取り扱うデータ内容も考慮した判断が必要です。
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インターネットの技術とは関係なくWindows環境があれば単独でも動作するようなシステム構成。
Web系と異なり、画面デザインや細かい操作性を提供できるメリットはありますが、
全てのPCにインストールをしていく必要があるため運用などの手間は増加します。
近年ではバージョンアップ作業がインストール同様に大変なので、
インターネット接続された環境であればアップデートを起動時にチェックして自動で行うなどの工夫を行うようになってきています。
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ソフトウェア開発における契約スタイル(請負契約・委任契約)
ソフトウェア開発・Web制作・PC関連業務など契約形態もいろいろなスタイルがあります。
受託開発、支援型、派遣など言葉は様々ですが基本的には以下に示す2種類となります。
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請負契約とは、「仕事の完成」を目的とした契約のことです(民法第632条)
フェローシップの場合は、ほとんどの場合こちらの契約となります。
ドキュメント(仕様書などの書類)やソフトウェア本体などが成果物となります。
顧客管理ソフトウェアの作成、Excel/VBAによる見積書の作成、携帯向け会員制サイトの構築、ホームページの作成などが該当します。
予想外の大きな問題が発生したり、構造に影響が出るような仕様変更や機能追加が発生しない限り最初の見積もりの中ですべて対応する考え方です。
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委任契約とは、「一定の行為」の遂行を目的とした契約のことです(民法第643条)
支援型とも呼ばれ作業指示は基本的に行っていただきます。
基本的に作業時間で精算することが多いので、
応援的な業務(他社が開発しているときの技術的なサポートなど)や調査などの場合に適用することがあります。
ホームページを作りながら手直しして完成させていく様な進め方をする場合はこちらになりますが結果的に費用は高くつくことがほとんどです。
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